【札幌】小野、39歳初戦へ「ACLより勝ち点3」

スポーツ報知
パス回しで笑顔を見せる札幌・小野

 J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二が、記念すべき日に、上位争いへの野心をのぞかせた。チームは27日、宮の沢でホーム・鳥栖戦(29日)に向けて練習を行った。この日、39回目の誕生日を迎え、仲間やファンから祝福されたベテランは「30代最後。いい30代で終わらせられるよう、1日1日やっていきます」と気持ちを新たにした。

 26日の天皇杯・磐田戦は前半22分から途中出場し、後半24分に一時同点となるチーム2点目をアシスト。その後2失点し、12年ぶり8強は逃した。それでも「3試合負け続けて残念だが、ネガティブに考えずにやっていきたい。勝てば次につながる」と前を向いた。

 直近のリーグ戦は川崎、鹿島に連続完封負けし、順位を7位に落としたものの、ACL出場圏内の3位・F東京との勝ち点差2以内に5チームがひしめく。「1試合で全てが変わる団子状態。チームの底力が見れるはず」。ラスト8試合。まずは鳥栖戦で勝利し、着実に勝ち点を上積みする。

 15位の鳥栖は、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)らを擁し、残留争いの渦中でもあるだけに激戦必至だ。「今はACLより勝ち点3。先を考えすぎず、同じ方向に向かってやっていきたい」と小野。39歳初戦。培ってきた経験を還元し、ピッチ上で違いを生み出す。(宮崎 亮太)

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