【仙台】DF板倉&GKシュミット“代表コンビ”で雪辱!29日アウェー・横浜M戦

スポーツ報知
実戦練習で味方に指示を出すシュミット

 ベガルタ仙台は27日、アウェー・横浜M戦(29日14時、ニッパツ)に向けて、仙台市・紫山サッカー場で実戦練習を中心に調整した。

 7月18日のホーム戦では、2―8と大敗。当時はケガでメンバーを外れていた日本代表GKシュミット・ダニエル(26)と累積警告で出場停止だったU―21日本代表DF板倉滉(21)の2人は先発出場が濃厚だ。“代表コンビ”がレベルの高いプレーでリベンジを果たす。

 ピッチの外で屈辱を味わった仙台の“代表コンビ”が横浜Mを封じる。この日の実戦練習では、守備陣に指示を出すシュミットの声が響いた。「感覚としては良い状態が続いている。いつも通りの準備をして、冷静にやりたいと思う」と守護神。鋭いシュートにも反応し好セーブを見せるなど、コンディションの良さを伺わせた。

 7月18日のホーム・横浜M戦では2―8と大敗。シュミットはケガの影響でメンバーから外れ、板倉は、累積警告の出場停止となっていた。A代表と世代別代表に選ばれている主力の2人を欠く中、チームはクラブワーストの8失点。板倉は「すごい悔しい試合だった。カードの累積で試合に出られず、自分はチームに迷惑をかけた。借りを返す気持ちで、相手のホームで勝利したい」と言葉に力を込めた。

 仙台は直近のリーグ戦で7試合連続で1失点以下に抑え、安定した守備を見せている。現在勝ち点41で順位は6位につけており、勝ち点43で(ACL出場権が得られる)3位のF東京との勝ち点差はわずかだ。

 最後の砦として、堅守の中心にいるシュミットは「試合は残り少ない。目の前の1試合1試合が勝負。(横浜Mに対しての対策を)それなりに練っていますよ」とにやり。3バックの左から正確なロングパスを武器とする板倉も「相手の裏へパスを通せればチャンスが広がる」と闘志。日の丸を背負う2人が高水準のプレーを示し、勝利を呼ぶ。(小林 泰斗)

 ◆J1リーグ第16節・横浜M戦(7月18日・ユアスタ、2●8) ロシアW杯中断明け最初の試合。横浜Mをホームに迎えた仙台は、早すぎる失点で攻守のバランスが崩壊した。前半2分、カウンターから中央のこぼれ球を相手MF天野純(27)に押し込まれ先制点を献上すると、同12分にも同じように右サイドを崩されFW伊藤翔(30)に決められた。前半に4失点、後半にも4点を許し、クラブワーストの計8失点。

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