【札幌】都倉賢「攻撃を構成できれば、点はおのずとついてくる」堅守・鳥栖からゴールだ

スポーツ報知
左アウトサイドでパスを出すFW都倉(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌の節目男・FW都倉賢(32)が、3試合ぶりゴールで“矛盾対決”を制する。札幌は29日、ホームに鳥栖を迎え撃つ。2試合連続完封負け中も、28日の宮の沢での練習後、都倉は「チャンスは作れているので。チームとしていかに攻撃を構成するかができれば、点はおのずとついてくる」と現状打破へ、自信を見せた。

 鳥栖は得点こそリーグで最下位の22も、失点は28と5番目に少ない。一方の札幌は得点は9位の35に対し、失点は12位の38。堅守が武器の相手を、今季打ち出す攻撃的スタイルで打ち崩しにいく格好となるが、着実に進化していることを示すためにも、3戦連続無得点では終われない。「チームとして目指すコンセプトを、自信を持って全員がやることに尽きる」。そう言う都倉が前線を活性化させ、勝ち点3取りにつなげていく。

 本拠地札幌にあるドームと厚別でJ1を戦ったのは、28日時点で通算99試合。クラブの通算1000得点を決めるなど、自称「節目がち」な都倉にとって、札幌での100戦目は格好の舞台になる。「2連敗したが、その後にこそ成長できるチャンスがあると思っている。この負けを価値あるものにできるかは自分たち次第」。それが言葉だけでないことはきょう、3戦ぶり勝利で証明する。(砂田 秀人)

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