【仙台】DF平岡、リーグ戦移籍初ゴール決める!

スポーツ報知
笑顔でウォーミングアップをする平岡

 ベガルタ仙台は29日のアウェー・横浜M戦(14時、ニッパツ)に向けて28日は非公開練習(冒頭15分のみ報道陣に公開)で最終調整。3バックの右で先発が濃厚なDF平岡康裕(32)は堅実な守りに加えて、右サイドを駆け上がり、攻撃参加の部分でも存在感が増してきた。16年から3シーズン目の仙台では、まだリーグ戦での得点はないが、ゴールの匂いを漂わせている。

 平岡が決める。今季リーグ戦20試合に出場(19試合に先発)し、3バックの右のレギュラーを務める守備職人が攻撃でも存在感を増してきた。ロシアW杯の中断期間には右サイドを駆け上がる連係に力を入れてきたベテランは、「右サイドで良い連係ができている。うまく相手を崩せる場面は増えてきた。回数を増やしてゴールに絡んでいきたい」と意欲を見せた。

 前節のアウェー・長崎戦(22日、0●1)では得点こそなかったが、好機を見つけ、敵陣深く切り込みゴールに迫るなど練習の成果は見せている。渡辺晋監督(44)は「戦術の吸収力が高い。成長に年齢は関係ないことを証明し、やれることを増やしている。オレンジ(清水時代)の時はゴールでも苦しめられたので、それは少し望むところ(笑い)。まあ、今の通りのプレーしてくれれば貢献度は大きい」と高く評価した。

 平岡は、清水時代の2013年、14年にはそれぞれ5得点を挙げている。16年に仙台に移籍してからも、主力DFとして活躍を続けているが、リーグ戦での得点はまだない。「前の試合でも自分が決めるチャンスはあった。決めきる力を身につけたい」と平岡。持ち前の守備力に攻撃的なプレーを上乗せし、32歳のDFはまだまだ進化していく。(小林 泰斗)

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