【G大阪】FWアデミウソン5戦ぶり先発起用か 6日の大阪ダービー・C大阪戦

スポーツ報知
練習後、取材に応じたG大阪FWアデミウソン

 G大阪のFWアデミウソン(24)が、5連勝がかかる6日・C大阪戦(ヤンマー)で先発起用される可能性が浮上した。2日、大阪府吹田市内で行われたG大阪の公開練習では、5対5のミニゲームでFW渡辺と2トップを組み、キレのある動きを披露。今季わずか2ゴールと本来の力を発揮できていないブラジル人アタッカーは「(先発の)チャンスを待ちたい。ダービーというのは普通のゲームとは違う意味を持つ」と5試合ぶりの先発出場に意欲をみせた。

 4連勝でJ2降格圏を脱出し、暫定13位まで浮上したG大阪だが、プライドにかけても負けられない大阪ダービーはエース不在の緊急事態。ここまでチームトップの13ゴールを挙げている韓国代表FW黄義助(26)が、前節の広島戦で受けた警告により出場停止。ここ3試合で4ゴールと好調を誇り、攻撃陣をけん引してきた黄の不在はチームにとって大打撃だ。

 アデミウソンにとっては、C大阪戦は名誉挽回のチャンスだ。かつてU―21ブラジル代表で10番を背負うなど将来を嘱望されてきたアタッカーも、今季でJリーグ在籍4年目。16年に横浜MからG大阪に移籍後、昨季は股関節痛に苦しんで4ゴールに終わるなど、本来のパフォーマンスから遠ざかっている。今季途中に就任した宮本監督も、2トップには主に黄と今夏神戸から加入したFW渡辺を起用。しかし黄が不在のダービーは、アデミウソン、または20歳のFW一美が渡辺と前線でコンビを組むことが予想される。

 昨季のC大阪戦は、7月29日の対戦で1ゴールを挙げたアデミウソン。「いいイメージはある。起用法は監督が決めることですけど、自分はすごくいい状態だと思っています」とうなずいた。かつてブラジルでは“ロマーリオの再来”とも言われた男が、今年最後の大阪ダービーで、自らの存在価値を証明するつもりだ。

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