【川崎】首位にも鬼木監督がゲキ「全部勝ったって広島が全部勝ったら勝ち点は一緒」

スポーツ報知
スルーパスを懸命に追う川崎FW小林

 J1川崎は4日、川崎市内で練習を行った。この日は練習前のミーティングで9月29日の長崎戦(トラスタ)の映像をチェック。今後に向けた反省点などが鬼木達監督(44)から話された。長崎に2―1で勝ち、得失点差で広島を逆転し、首位に浮上した。勝ち点はともに56。得失点差は川崎が+23、広島が+20で、3差でわずかに上回っている。そうした現状をふまえ、指揮官は「全部勝ったって、広島が全部勝ったら勝ち点は一緒。ここからは1点の重みが出てくる」と選手にゲキを飛ばした。最後に得失点差でもつれることまで想定して、1点にこだわる姿勢を強調した。

 この日は紅白戦などで調整。7日の鹿島戦(カシマ)ではMF家長が出場停止のため、何パターンかの組み合わせを試した。FW小林は「チャレンジャーという気持ちを持って、先のことより1試合1試合集中していきたい」と意気込んだ。

 3日のACL準決勝、鹿島―水原三星(カシマ)を映像でチェックしたFW知念は「球際も激しい、サイド攻撃もうまいし、カウンターも速い。改めていいチームだと思いました」と印象を話した。その上で「優勝を目指すためには大事になってくる試合」と、気合を入れ直していた。

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