【磐田】4戦勝ちなし2部練追い込み…7日・静岡ダービーへ急ピッチで実戦感覚磨き上げた

スポーツ報知
2部練習で小川航(右から2人目)のシュートの居残り練習に付き合う名波監督(右)(カメラ・山田 豊)

 J1ジュビロ磐田は清水との静岡ダービー(7日・アイスタ)に向け、磐田市内で午前&午後の2部練習を行った。午前中は紅白戦などの練習を約2時間、午後は若手を中心にさらに約2時間の2部練習を敢行。4戦勝ちなしのチームは名波浩監督(45)の下、徹底的に追い込んだ。

 大久保グラウンドは熱気に満ちていた。試合3日前で早くも紅白戦を実施。主力組はMF中村俊輔(40)にボールを集め、FW川又堅碁(28)が前線で体を張る。対するDF陣は体を張り、簡単にネットは揺らせなかった。

 紅白戦前にも3組に分けフィールドプレーヤー8対8の実戦形式の練習を行っていた。名波監督は「この日のメニューはずっと前から決めていた。(新加入の)DFエレンに合わせてゲーム形式は増えている」とさらり。台風24号の影響で、先月30日のリーグ28節・湘南戦、1日にはJ3沼津との練習試合が相次いで中止に。急ピッチで実戦感覚を磨き上げた。

 午後も若手にMF松浦拓弥(29)を加えての2部練習。ボール回しやシュート練習を行った。指揮官の元で居残りシュート練習を行ったFW小川航基(21)は「2部練習はきつかった。足が痛いです」とヘトヘトの様子。指揮官は「危機的状況だが逃げない。地元のダービーの重みもある中で、しぶとく勝ち点3をとる」。就任後2勝1分と無敗のダービーで、名波監督は勝利だけを見据えている。(山田 豊)

 ◆30日磐田VS湘南戦代替開催 Jリーグは4日、9月30日に、台風24号の影響で中止となったJ1第28節、磐田・湘南戦の代替開催を、10月30日午後7時からヤマハスタジアムで行うと発表した。

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