【仙台】椎橋、4戦ぶり先発奪取!主力組ボランチで好機演出…7日本拠・浦和戦

スポーツ報知
攻撃連係の練習で、鋭いパスを出す椎橋(カメラ・小林 泰斗)

 ベガルタ仙台は4日、仙台市・紫山サッカー場で、コンビネーションの確認や、ゲーム形式の練習などを行い、7日のホーム浦和戦(13時5分、ユアスタ)に備えた。主力組でボランチに入ったMF椎橋慧也(21)は果敢にボールを奪い、4戦ぶりの先発へ猛アピールした。

 ボールもスタメンも奪い、椎橋が勝利の立役者となる。この日は実戦練習の1本目、主力組のボランチでプレー。持ち味の奪取力で何度も好機を作り、4戦ぶりの先発出場を猛アピールした。椎橋は「チームは2連敗中だが、試合に出ていなかった選手にとっては(スタメンを奪う)チャンス。調子はいい。浦和戦に出たい」と目をぎらつかせた。

 この日は“師匠”のMF梁勇基(36)とダブルボランチで、息のあったプレーを見せた。「気を使ってプレーしてもらっているし、僕も梁さんの特徴を生かせるように、距離感を常に意識してプレーしている。すごくやりやすい」と手応えを感じていた。

 開幕前のキャンプから、全体練習後に梁や3人主将の1人・DF大岩一貴(29)らと徹底してトラップとパスの反復練習を実施。動きは少しずつ洗練されてきた。「自分はまだまだ技術がない。梁さんをはじめ、経験のある選手と長い時間を過ごして得られるものは多い」と21歳は物おじせず、先輩たちから貪欲に学んでいる。

 今季は3バックの一角としての出場が大半だったが、最近は練習でも本職の中盤でのプレーが増えた。「ボールを失わないこと、奪うこと、前へ入れる展開力を示していきたい」と椎橋。積み上げた努力と準備の成果をピッチで表現し、スタメンを勝ち取る。(小林 泰斗)

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