【Ｇ大阪】宮本監督、初の大阪ダービーへ　「勝ちたい気持ちは、どの試合より強かった」

　Ｇ大阪の宮本恒靖監督（４１）が、トップチームの監督としては初の大阪ダービーとなる６日・Ｃ大阪戦（ヤンマー）に向け「ダービーということを切りとると、勝ち点３を取りに行く試合」と宣言した。チームは５日、大阪府吹田市内で調整。現役時代にも数多くの大阪ダービーを戦ってきた指揮官は「やっぱり勝ちたいという気持ちはどの試合より強かった。そういうのが、ゴール前の守備のがんばりだったり、最後足を伸ばしてボールを止める部分につながったと思う」と当時を回想した。

　４連勝とチーム状態は上向きだが、この試合はチーム得点王のＦＷ黄が出場停止。代わって先発が予想されるＦＷアデミウソンの状態を、宮本監督は「いいトレーニングができているし、きょう（の練習でも）もいいゴールを決めていた。良さである体のきれ、スピード感がある」と評価した。今週のトレーニングではＣ大阪を意識するというより、より効果的なビルドアップなど、攻撃の質を上げることに注力。「チームのレベルを上げることによって、ダービーにも勝てるし、残り６試合にもつながる」と語った指揮官の下、Ｇ大阪が今季最後の大阪ダービーに臨む。