【磐田】育成出身MF上原、山田の出場停止で5戦ぶり先発へ…7日静岡ダービー

スポーツ報知
上原(手前中央)はセットプレー練習で積極的に体を張った

 決戦まであと1日―。J1第29節・清水エスパルスVSジュビロ磐田の“静岡ダービー”は7日午後3時からアイスタで行われる。磐田は藤枝東高出身のMF山田大記(29)が出場停止のため、MF上原力也(22)がルヴァン杯を含め今季4度目のダービーでの先発が決定的。育成出身のMFがキーマンになりそうだ。

 思い切り、飛んだ。セットプレーの守備練習。上原はフリーキックを頭ではね返した。ダービー2日前となったこの日の紅白戦でも主力組に入り、味方との連動をしっかりと確認。「今年のダービーはルヴァン杯を含めて全部先発して、1勝1分け1敗。磐田の責任を背負ってやる」と気合を入れた。

 上原は伊東市で育った。清水MF石毛は富士市出身で、同じ県東部出身。「石毛さんは2つ違いなので(下部組織などで)対戦はしていないと思う。でも昔から知っている」と憧れの先輩。同じユース出身として清水ではFW北川航也(22)ら同世代が活躍しており「若い世代は勢いに乗せないことが大事」とライバル心をのぞかせる。

 先発は8月19日の23節・柏戦(2〇0)以来。ここ4戦、キックオフ時はベンチから戦況を見つめているが「他の選手を見ながらいいところを取り入れている。ポジティブにとらえている」と話す。絶好調・山田が出場停止のピンチは背番号30が払拭する。(山田 豊)

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