【甲府】J1諦めない!3トップで3連勝だ…6日激突、敵地・東京V戦は過去4戦全勝

スポーツ報知
甲府の東京V戦・予想布陣

 J2ヴァンフォーレ甲府が誇る3トップが、5月以来となる3連勝を演出する。チームは5日、昭和町内で敵地・東京V戦(6日・味スタ)に向け最終調整を行った。9月30日の徳島戦が台風24号の影響で延期となったため、リーグ戦は2連勝を決めた同22日の岡山戦(2〇0)以来、約2週間ぶりとなるが、岡山戦でゴールに絡んだFWジュニオールバホス(25)、MF小塚和季、曽根田穣(ともに24)の3人がそろって東京V戦での活躍を誓った。

 ヴァンフォーレの攻撃をけん引するトリオが、試合を前に高まる思いを明かした。先月30日の敵地・徳島戦(ポカリ)は台風の影響で10月16日に延期。そのためリーグ戦は約2週間ぶりだ。2シャドー(下がりめのFW)で先発が濃厚な小塚は「連戦が多かったので」と、いい休養になったことを強調し「みんないい感じで気持ちを切り替えられていると思う」と語った。

 チームの調子は終盤に来て再び上昇曲線を描く。先月22日の岡山戦(2〇0)では、約4か月ぶりのリーグ戦連勝。2試合連続完封と守備陣も奮闘したが、3トップがいい流れを呼び込んだ。前半にジュニオールバホスと小塚がゴール。その2得点を演出した曽根田は「バホスとコヅ(小塚)との連携もスムーズにできている」と確かな手応え。

 ただ暫定14位で、J1昇格プレーオフ(PO)出場圏内の6位とは勝ち点差が「14」と厳しい状況なのは変わりなく、今後も負ける事は許されない。東京Vは暫定5位とPO圏内にいるだけに、上との差を詰める絶好のチャンスだ。チーム得点王(9点)のジュニオールバホスは「本当に勝つしかない。(負傷から復帰後初の)ゴールを決めて、次も決めたい気持ちが強くなった」と瞳を輝かせた。

 勝利が必須の一戦へ向け“吉兆データ”もある。甲府はリーグ戦での敵地・東京V戦は過去4戦全勝。験の良さを後押しに3連勝を決めたいところだ。小塚は「僕が点を決めるのもいいが、勝つことが大事。誰が決めてもいい。まずは先制点」と力を込めた。3トップの活躍でJ1復帰への夢をつなげる。(三須 慶太)

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