【G大阪】低迷の“象徴”アデミウソンが絶妙ループで決勝点 大阪ダービー制して5連勝

スポーツ報知
決勝ゴールを決めたG大阪FWアデミウソン(左。右はC大阪DFヨニッチ)

◆明治安田生命J1リーグ第29節 C大阪0―1G大阪(6日・ヤンマー)

 G大阪がFWアデミウソン(24)の決勝ゴールでC大阪との大阪ダービーに1―0と勝利し、5連勝でJ1残留に前進した。0―0の前半45分。C大阪のDFラインが乱れ、右サイドよりのペナルティエリア付近でパスを受けると、韓国代表GK金が前に出ていた一瞬の隙を見逃さず。絶妙ループシュートでネットを揺らし、5試合ぶりの先発起用に応えた。

 アデミウソンは今季、開幕から低迷したG大阪の象徴的存在だった。今季、クラブが開幕までに外国人ストライカーを補強しなかったのは、G大阪3年目となるブラジル人FWを得点源として計算していたため。しかしアデミウソンは昨季から引きずっていた股関節痛のため、なかなか本来のパフォーマンスを発揮できなかった。クルピ監督が解任され、宮本監督が就任後は、韓国代表FW黄、夏に神戸から加入したFW渡辺にポジションを奪われ、出場機会を失っていた。

 しかし黄が累積警告により出場停止となった大阪ダービーで、値千金の決勝ゴール。チームは勝ち点を36まで伸ばし、残留ラインと言われる40まであと4に迫り、J1残留が現実的にみえてきた。

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