【川崎】小林悠、PK外しスコアレスドロー

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第29節 鹿島0―0川崎(7日・カシマ)

 首位の川崎は敵地で3位の鹿島と0―0の引き分け。前半38分のPKのチャンスを日本代表FW小林悠(31)が失敗。それでも勝ち点1を積み上げ首位を守った。

 エースがまさかのPK失敗だ。自ら倒されて得た前半38分のPK。FW小林はゆっくりとした助走から「(方向は)決めてました」と右に蹴ったが、相手GKの左手にはじかれた。9月26日の湘南戦(BMWス)に続く2戦連続PK失敗。「決めていれば楽に展開できた」と悔やんだ。

 6日に勝ち点で並んでいた広島が柏に敗れ、突き放すチャンスだった。前半8分にはDFエウシーニョのクロスを右足で触ったが左ポストを直撃。後半36分には左足首を痛めて交代した。「痛みはありますけど、そんなではないです」。8日から日本代表合宿を控え、大事に至らなかったのが不幸中の幸いだ。

 後半ロスタイムにMF阿部が2枚目の警告で退場になったが、終盤の猛攻をしのいで0―0で終了。3連勝中だった鹿島の勢いを止め、残り5節は勝ち点1差の広島との一騎打ちになる。「タフな戦いの中で勝ち点1を取れた」とMF中村。“頭一つ”抜け出した昨季王者は、このまま連覇へ突き進む。(恩田 諭)

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