【C大阪】FW杉本は右肩の手術回避 “長友流”で20日・FC東京戦での復帰目指す

スポーツ報知
全体練習に合流したC大阪FW杉本(左)

 C大阪の元日本代表FW杉本健勇(25)が10日、大阪・舞洲(まいしま)で行われた全体練習に合流し、負傷していた右肩の手術を受けないと明かした。9月22日の湘南戦(BMWス)で背後から来た相手DFと接触し、右肩を脱臼。同箇所のけがは2度目であることから、手術するかどうかも含めて様々な医療機関で話を聞き、検討を重ねてきた。手術を受けると復帰までに4~6か月を要することから、手術をせずに早期復帰する道を選択。「ビビっていたら何もできない。もう1回なってもいいという気持ちでやるしかない」と力強く話した。

 迷っていたときに最も参考になったのが、同じ右肩を複数回脱臼した経験を持つ日本代表DF長友佑都(32)=トルコ1部ガラタサライ=の意見だったという。「いろいろ相談させてもらった。僕も手術はしたくなかったので。トレーニングの方法もアドバイスをもらった。柔軟性だったり、これからはいろんなことが重要になってくる」と“長友流”でさらに強い体づくりを行っていく考えだ。

 6日のG大阪との「大阪ダービー」はホームで敗戦。スタンドで見届けた杉本は「悔しかった。負けてあっちのサポーターが盛り上がっているのを目に焼き付けた」と振り返った。現在はまだ右肩の可動域に制限があり100%の状態ではないが、リハビリと練習を重ね、20日のFC東京戦(味スタ)での復帰を目指す。「良いペースで来ている。しっかり間に合うようにしたい」。リーグ戦も残り6試合、昨季22得点を挙げたストライカーが意地を見せる。

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