【札幌】ペトロヴィッチ監督、61歳の誓いは「ACL出場」…3位目標明言!20日湘南戦

スポーツ報知
報道陣から贈られた誕生日ケーキを手にしたペトロヴィッチ監督(右)は、杉浦コーチから手渡された飾りをほおばる

 J1北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「ACL出場」を誕生日の誓いに立てた。

 18日に61歳となったペトロヴィッチ監督は、宮の沢での練習後、報道陣から似顔絵入りケーキで祝福された。「祝ってもらえるということは、まだ私に興味を持ってもらっている証拠」と笑顔で冗談を口にしたが、20日のアウェー・湘南戦の話題になると「甘いケーキのようなコメントにはならない。厳しい戦いになる」と柔和な表情を一変させた。

 明日の戦いに勝てば、クラブ史上初の2年連続J1残留が決まる。しかし、ペトロヴィッチ監督の頭には、その意識はみじんもなかった。「今季が始まる前から、残留争いとは関係ない位置で戦うという思いでいたから。今も残留は考えていない。ACLの権利取りだけが頭にある」と、初めて3位以内という目標を明確にした。J1で優勝すればACL本大会に、2位と3位はプレーオフからの出場となる。

 現在5位(勝ち点44)で、勝ち点差2の3位・鹿島を捉えるため、まずは湘南をたたく。指揮官は「ホームと同じような試合ができれば」とイメージした。4月の対戦ではスコアこそ1―0も、攻守ともに安定した戦いで、クラブのJ1通算50勝目を飾った。「皆さんが不可能と思っていた順位に向かって全力を尽くすだけ」。掲げた絶対目標の達成へ、ペトロヴィッチ監督が61歳最初のタクトを振る。(砂田 秀人)

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