【仙台】シュミット、権田に負けん「結果出し続ける」鳥栖戦で代表GK対決

スポーツ報知
ボールをキャッチするシュミット(右は川浪、カメラ・小林 泰斗)

 J1ベガルタ仙台は20日のホーム鳥栖戦(14時、ユアスタ)に向けて、仙台市・紫山サッカー場で非公開練習(報道陣にのみ冒頭15分公開)で最終調整。日本代表GKシュミット・ダニエル(26)は、10月の代表戦でピッチに立てなかった悔しさをリーグ戦にぶつけ、日本代表でポジションを争う鳥栖GK権田修一(29)との代表対決に挑む。

 悔しさは力に変える。シュミットは9月に引き続き、ロシアW杯で活躍した海外組も招集された10月の日本代表の活動にも選出された。しかし、23人のメンバーの中で唯一、試合の出場が無かった。仙台の守護神は、「リーグ戦でもっと結果を出していかないと代表にいる資格はないと思う。良いプレーをして、結果を出し続けたい」と言葉に力を込めた。

 17日に合流後から、練習場のピッチにはシュミットの大きな声が一際目立った。守備陣に気迫のこもった表情で指示を出す守護神の姿に、3人主将の一人・DF大岩一貴(29)も「自信をもっているな」と頼もしそうに言葉をもらしていた。

 鳥栖戦では、日本代表でポジションを争う権田と対戦する。シュミットは、「ごんちゃん(権田)は、よく話しかけてくれて、気づいたことを言い合ったり、(競争の中でも)良い関係だったと思う。試合が楽しみです」と心を躍らせた。

 11月の日本代表戦は、16日のベネズエラ戦(大分)、20日のキルギス戦(愛知)が予定されている。今度こそ代表戦デビューを果たすため、切磋琢磨する盟友には負けじとアピールする。

 リーグ戦は残り5試合で、現在7位の仙台は、5位・札幌を勝ち点差2で追いかける。「(代表の活動で)試合には出られなかったが、練習はしっかり積んできた。負けられない」と気合を入れるシュミット。197センチの大型GKが堅守でチームを上位に導き、代表戦出場もたぐり寄せる。(小林 泰斗)

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