【なでしこL】仙台L残留へ、小野瞳サイド切り崩す

スポーツ報知
練習で高精度のロングパスを送る小野

 2部降格の危機に立つマイナビベガルタ仙台レディースのFW小野瞳(30)が、チームのなでしこリーグ1部残留を引き寄せる。チームは19日、アウェー・日体大フィールズ横浜戦(21日)に向けて仙台市内で、ゲーム形式の練習を行った。

 戦術練習では、中盤に入った小野は、効果的なパスで起点を作った。「(サイドで)ボールをキープして、相手(DF)を釣り出すプレーで攻撃したい」と攻略の青写真を明かした。

 マイナビ仙台は、4試合を残し、現在8位。最終順位が9位となれば入れ替え戦、10位ならば降格となる。絶対に落とせない戦いが続く。もともとチームの目標は「優勝」だったと語る小野は、厳しい現実を突きつけられ「絶対に残留する」と言葉に力を込めた。

 2012年の創設時から在籍する地元宮城出身の小野は、人一倍チーム愛も強い。「勝利にこだわって、みんな同じ気持ちで戦う」と闘志。総力戦でまずは日体大を打ち破る。(海老田 悦秀)

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