【川崎】大島、イニエスタとの競演に「プロになって憲剛さんを初めて見た時の感覚」

スポーツ報知
1得点1アシストの川崎・大島

◆明治安田生命J1リーグ第30節 川崎5―3神戸(20日、等々力陸上競技場)

 大島が1得点1アシストの活躍で1―3からの大逆転勝利の立役者となった。1―3の前半43分に右サイドをドリブルで駆け上がると、グラウンダーのセンタリング。最後はMF家長が左足で冷静にゴールに流し込んだ。

 3―3の後半24分には中央でMF家長からボールを受け、小林とのワンツーでゴール前に飛び込み、逆転弾となった。2つのシーンについて「覚えていないです」と話す。「ただ、流れがあって、全員が顔を出してというところでのもの。その前にチャンスのところで失っていたので」。チームとしての攻撃の流れで、自分が行くべきところにいった結果、生まれたゴールだということだ。

 相手には元スペイン代表でバルセロナでキャリアを築き上げてきたMFイニエスタがいた。「うまかったと思いますし、誰が見ても違うものがあると思いますし。すごいなと感じたのは瞬間、瞬間でありました」と同じピッチでプレーし、感想を語った。さらに「僕がプロになって、(中村)憲剛さんを初めて見たときの感覚に似ていた」とも話した。

 一時は2点差をつけられたが、大島のアシストで前半1点差に詰め寄ったのが大きかった。FW知念は「あの2点目がなかったら、気持ち的には厳しかった」と振り返る。ついに残り4戦で、2位の広島との勝ち点差を4に広げた。川崎は他のチームの結果を気にすることなく、勝ち点3を積み上げることで、「連覇」の2文字をつかむ。

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