【C大阪】清武「狙っていた」鮮やか決勝ボレーでACL望みつないだ

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第30節 F東京0―1C大阪(20日・味スタ)

 鮮やかなボレーが決勝弾となった。0―0の後半39分、右のMF水沼が狙った一撃が相手に当たり、逆サイドを勢いよく駆け上がったMF清武のちょうど目の前に飛んだ。元日本代表は右足を一振り。「狙っていた」と振り返る6か月ぶりの今季3点目で、チームを4戦ぶりの勝利に導いた。

 「信じてあそこまで走っていた。まずチームが勝てたことが良かった」。川崎が勝ったことで優勝の可能性が消滅したが、3位・F東京と勝ち点2差の7位に浮上。来季のACL出場争いに何とか踏みとどまった。

 守備陣も耐えた。システムを4―4―2に戻し、CBに山下、けがで離脱の松田に代わって右SBに田中裕を抜てき。自チームの3倍の12本のシュートを浴びたが、体を張った守備で6戦ぶりの完封勝利をつかんだ。尹晶煥監督(45)も「今日の勝利でもう一回、上位に食らいついていける。この機会を逃さないようにしないと」と手応え。昨季2冠の桜戦士たちはまだまだ諦めない。(筒井 琴美)

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