【磐田】仙台キラー&天皇杯男の“神ってる”中野誠也で4強だ

スポーツ報知
森下(手前)と競り合う中野

 J1ジュビロ磐田は24日、天皇杯準々決勝・仙台戦(ヤマハ・午後7時)を迎える。FW中野誠也(23)は20節・仙台戦でリーグ戦初得点。筑波大時代の昨年、同杯2回戦では仙台からゴールを決め、16強入り快進撃の起爆剤となった。大卒新人が04年度以来の4強進出へ導く。

 最後の1人になるまでボールを蹴り続けた。中野は22日の全体練習後、約1時間シュート練習を繰り返した。「気持ちが入っている。今は試合へ良い準備をする」。全体練習でも8対8にフリーマンを加えた練習で、球際を相手DFと競り合い、パスをつなげる。決戦に向け、テンションは上がっていた。

 仙台キラーで天皇杯男。8月5日の20節・仙台戦でリーグ戦初得点。筑波大時代の昨年は同杯2回戦で仙台からゴールを決め3―2。その後16強入りし、横浜MのFWウーゴ・ヴィエイラと並び天皇杯得点王(5ゴール)にもなった。「仙台は試合2日前に静岡入りしていると聞いた。(リーグ戦の)主力組が出るかもしれない。僕も思い切りやるだけ」と闘志を燃やす。

 夏場以降に調子を落とし、先月26日の4回戦・札幌戦(4〇2)に出場後のリーグ2試合はベンチ外。残留争いをするチームの力になれず「悔しさをぶつけたい」。昨年の関東大学リーグ得点王はプロ入り後、公式戦5ゴール。「今季が終わるまでチームのためにやるだけ」。04年度以来の4強へ。磐田の誠也が“神ってる”活躍をみせる。(山田 豊)

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