【仙台】9年ぶり4強へ中野嘉大「点を取って試合動かす」…24日準々決勝

スポーツ報知
22日の全体練習後、居残りシュート練習に励んだ中野

 J1ベガルタ仙台が24日、天皇杯の準々決勝(19時試合開始)に臨む。アウェーのヤマハスタジアムで磐田と対戦。今季リーグ戦で2連敗中の相手にリベンジを果たし、9年ぶりの4強入りを狙う。

 目標のカップ戦ファイナリストへ、MF中野嘉大(25)が攻撃の起爆剤となる。チームは23日、静岡市内で非公開で最終調整した。

 中野は今季22試合に出場も、直近2試合は出番がなく、先発からも6戦外れている。チーム屈指のドリブラーで、練習では質の高いプレーを見せているだけに、「試合に出たら点をとる。自分を起点に試合を動かす」と闘争心全開だ。

 チームが直近5試合で挙げた6得点はいずれもPK、オウンゴール、セットプレーからの得点。連係や個人の突破からの得点がない。左サイドを主戦場とする中野は「自分が出てないから、得点が生まれていないということが分かるようなプレーを見せたい」と試合に飢えている。

 磐田には今季リーグ戦では2連敗。渡辺晋監督は、「(2戦やって)引き分けすらできていないチームは磐田だけ。何としてもリベンジしたい」。中野については「チームのために何とかしたいという思いを持っている。ポッと試合に出てもやってくれると思う」と期待した。9年ぶりの4強入りへ全身全霊をかけてぶつかっていく。(小林 泰斗)

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