【磐田】追いつかれPKで4強逃す

スポーツ報知
延長戦で決着がつかず、PK戦で奮闘するGK三浦

◆天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝 磐田1(3PK4)1仙台(24日・ヤマハスタジアム)

 ジュビロ磐田(J1)は、04年度以来となる4強進出をかけて仙台(J1)と対戦。ヤマハスタジアムに視察に訪れた日本代表と東京五輪を指揮する森保一・兼任監督(50)の目の前で前半9分、FW小川航基(21)が、今季初得点となる先制弾を決めリードしたが、後半41分に追いつかれ、突入した延長戦でも決着が付かず、PK戦の末、惜敗した。

 小川航が、懸命に体を投げ出した。前半9分、DF小川大のシュート性のクロスを左足で当てた。わずかに軌道が変わったボールはネットへと吸い込まれた。視察に訪れた東京五輪・森保代表監督の前で、今年初得点。アシストした小川大の元に駆け寄り、雄叫びをあげた。

 だが、仙台もあきらめなかった。後半24分には、17年1月1日の決勝(川崎―鹿島)以来の天皇杯出場となったFW大久保がシュートを放つも、枠を外れる。GK三浦ら守備陣の奮闘で粘ったが、後半41分、ついに追いつかると、同44分にはDF大南のヘッドなどで決定機を作ったが、日本代表GKシュミット・ダニエルの好セーブにあい、延長戦へ。後半からDF大井を投入するなど必勝態勢を敷いたが、PK戦にもつれこんだ。

 開始前、ベンチ外メンバーとも円陣を組んで臨んだPK戦は1本目にFW小川航が決め、2本目のMF荒木も続いたが、3本目の大井と5本目の宮崎が決められず、4―3。04年度以来の4強入りはならなかった。とはいえ、残り5戦となったリーグでは現在15位。30日に湘南戦が控えている。悔しさは、リーグ戦にぶつけるだけだ。

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