【山形】J2の10位がJ1首位の川崎を3―2で撃破 4年ぶり4強進出

スポーツ報知
ベスト4進出を決め、笑顔でタッチを交わす山形イレブン

◆第98回天皇杯準々決勝 山形3―2川崎(24日、NDソフトスタジアム山形)

 セットプレーとカウンターにフォーカスして、山形が川崎を3―2で撃破。柏、F東京に次いで、今大会3チーム目のJ1撃破となった。8分のロスタイムをしのいで木山隆之監督(46)は「最近、我々はロスタイムでやられることが多くて、選手たちと粘り強くやっていくということは話していた」。21日の福岡戦では2―1の後半ロスタイム7分にFWレオミネイロにゴールを奪われ、土壇場で白星がスルリと逃げていた。それだけにMF山田も「最後まで集中切らさずにやれた」と喜んだ。

 試合は前半2分。CKのこぼれ球をMF中村駿が頭で前に運び、ゴール前にいたFW小林が決めて先制。同36分には右サイドのFKからDF坂井が頭で加点した。後半4分にはカウンターで、FW汰木(ゆるき)からFW阪野につないで3点目。試合を3―0とし、J2で10位に甘んじるチームが現在J1首位を走る川崎を慌てさせた。

 その後2失点したが、1点差で突入したロスタイム8分をしのぎきった。準優勝した2014年以来4年ぶりの4強進出。「歴史を塗り替えていきたいって思いはある」と木山監督。次も勝って、決勝のリベンジの舞台を目指す。

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