【札幌】ジェイ、3戦連発弾でクラブ史上初の2年連続J1残留だ「自分が決められれば一番」

スポーツ報知
右足でシュートを打つFWジェイ

 北海道コンサドーレ札幌FWジェイ(36)が、今季初の3戦連弾で、クラブ史上初の2年連続J1残留を決める。札幌は24日、アウェー・名古屋戦(28日)に向け、宮の沢で調整。フルメニューを消化したジェイは、20日の前節・湘南戦で今季6得点目を挙げ、J通算50得点に到達した。ただ、試合は2―2の引き分けで、残留決定はならなかった。「ゴールはうれしいが、勝てなかったことが残念」。無念の思いをあらわにしたジェイが、名古屋でうっぷんを晴らす。

 三度目の正直は果たす。今季6得点は、2試合連続ゴールを3度記録して挙げてきた。しかし、ここまで、連弾後の3試合目は最初が欠場、2度目は先発するも後半途中で交代と、結果を出せなかった。「今は状態がいいから」。手応えはピッチで示し、昨年の最終節以来となる3戦連続ゴールを達成する。

 ジェイは今季の自らの役割を「チームプレーを心掛け、チャンスメイクも意識している」と繰り返してきた。ただ、それはゴールに対する意欲の減退ではない。「もちろん、自分が決められれば一番いい」。勝ち点さえ取ればJ1残留が決まる名古屋戦。ジェイが躍動すればするほど、歓喜の瞬間は近づく。(砂田 秀人)

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