元群馬GK・北一真監督率いる金沢学院、初V王手…高校サッカー選手権石川大会

スポーツ報知
金沢学院を決勝に導いた北監督

◆第97回全国高校サッカー選手権石川県大会▽準決勝 金沢学院1―0鵬学園(27日、金沢市民サッカー場)

 金沢学院が、鵬学園に1―0で完封勝利し、初の全国高校サッカー選手権(12月30日開幕、埼玉スタジアムなど)出場に王手をかけた。

 途中出場のFW安田澪司(1年)が、0―0の後半ロスタイム41分、FW川嶋凌太(2年)のシュートのこぼれ球に詰め、右足で押し込んだ。今大会初ゴールが値千金の決勝弾となり、「うれしいです。こぼれてくると思って、もう触るだけで入る感じだったので、しっかり触りました」と笑顔を見せた。

 2016年から金沢学院を率いるのは、Jリーグ・群馬でGKとして活躍した北一真監督(36)。勝利の瞬間は「選手たちと一緒に戦っているので」と、194センチの長身で大きくガッツポーズした。

 監督自ら「一緒に全国制覇しよう」と声を掛けた1、2年生主体のチーム。GK出身らしく「守備あってのゲーム」と守りを重視し、初戦から4試合全て完封で勝ち上がった。この日も、2年ぶりの優勝を狙う鵬学園の強力な攻撃を、粘り強く防ぎきった。

 決勝は11月4日12時5分から、金沢市民サッカー場で行われる。相手は北監督の母校でもある星稜。指揮官は「まだ及ばないですが、ここまで下からはい上がってきた。今日のようにチャンスはあると思う。絶対に勝ちたい」と、イレブンとともに意気込んだ。

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