【湘南】MF杉岡、ルヴァン杯優勝も「残留しないと意味がない」

スポーツ報知
27日のルヴァン杯決勝でゴールを決めた湘南・杉岡(右)

 27日のルヴァン杯決勝(対横浜M)を制して初優勝を果たした湘南は28日、平塚市内で練習を行った。

 決勝弾の東京五輪世代MF杉岡大暉(20)ら先発メンバーはランニングなど約50分で調整を終え、30日の磐田戦(ヤマハ)に備えた。国内3大タイトル獲得は前身の平塚時代の1994年度天皇杯以来で、湘南としては初。練習場には選手を祝福しようと100人以上のファンが訪れた。チョウ貴裁監督(49)は「祝福のLINEやメールは約250~300件も届いた」と笑顔。早大の先輩でラグビー・トップリーグのヤマハ発動機の清宮克幸監督(51)からも「感動したよ。おめでとう」と連絡があったという。

 ただ、チームは浮かれずJ1残留へ集中している。指揮官は練習前のミーティングで「切り替えよう」とゲキを飛ばし、ピリッとした雰囲気で練習を行った。台風の影響で延期となった磐田戦の後には、再び中2日で11月2日に清水戦(BMWス)が控える。前夜は杉岡、MF金子大毅(20)、FW菊地俊介(27)らで合計7~8万円の焼き肉を食べてパワーを蓄えた。自動降格圏で暫定17位の柏とは勝ち点3差の13位。残り5試合に向け、杉岡は「ここが正念場。優勝しても残留しないと意味がない」と気を引き締めた。(小又 風花)

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