【札幌】石川直樹、古巣・仙台戦に闘志「勝ち点3を取れれば一番いい」

スポーツ報知
ボールチェックに行くDF石川(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌DF石川直樹(33)が、自身2度目のACL出場へ向け、古巣を討つ。札幌は10月31日、ホーム・仙台戦(4日)に向け、宮の沢で練習した。左ふくらはぎの肉離れで同月24日から別メニューとなっていた石川だったが、フルメニューを消化。「やった感じは問題なかった。大丈夫」と復調を口にした。

 2013年から4年半所属した仙台との戦い。「古巣なので。出場して勝ち点3を取れれば一番いい」と石川は声を大にした。前節名古屋戦に先発したMF荒野拓馬(25)とMF深井一希(23)が仙台戦は出場停止。石川が先発起用される可能性は、十分にある。「チームに貢献できるよう、試合までやれることを精いっぱいやって、状態を上げて行きたい」。3戦ぶり出場へ、態勢を整えていく。

 札幌史上初のACL出場が見える現況。石川は仙台1年目の13年、同大会で4試合に出場した。「移動もあるし、仙台で試合するよりも1・5倍疲れた気がした」と厳しい戦いになったが、得たものは大きかった。「タフにならないといけないなと思った。ただ知らない土地でJリーグとリズムも違う中で戦えたのは楽しかった」。再度その舞台に立つべく、残り4戦に向け石川は「ACLは目標だが、そこに行くには勝たないといけない。しっかり足元を見て、1戦1戦に臨んでいきたい」と気を引き締めた。

 昨年7月、完全移籍で7年ぶりに札幌の一員となった。復帰後初勝利を挙げたのがホーム・仙台戦だった。ゲンのいい舞台での2連勝へ、リーグ戦320試合出場の豊富な経験を、石川がピッチに注ぐ。(砂田 秀人)

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