【札幌】MF駒井、ACL圏内へ「成長するためにも譲れない」

スポーツ報知
ボレーシュートを放つMF駒井

 J1北海道コンサドーレ札幌MF駒井善成(26)が、得意の“真ん中”で躍動し、ACL圏へ再浮上を果たす。札幌は1日、ホーム・仙台戦(4日)に向け、宮の沢で練習した。31日に鹿島が勝ったため暫定4位となったが、仙台に勝てばACL出場権が得られる3位となる。駒井は「鹿島にプレッシャーをかけられる形になったが、今度はうちが勝って重圧をかける番」と気持ちを高める。

 仙台戦では出場停止となる荒野と深井に代わり、駒井がボランチに入ることが濃厚。開幕から主に右サイドを務めるも、8月19日F東京戦では0―2の後半からボランチに入って流れを変え、3―2の逆転勝利へと導いた。「やりやすいし得意」と話すボランチだけでなく、3バックシステムでシャドーの位置を務めた試合は3戦全勝。不敗のピッチ中央で存在感を示し、2連勝をつかみ取る。

 浦和で昨季まで2年連続ACLを経験。昨年は9試合に出場し優勝の原動力にもなった。駒井は「毎年出たいと思わせる大会。もっと成長するためにも3位は譲れない」と言い切った。10日の浦和戦は期限付き移籍元との契約上出場できないため、仙台戦後は24日の磐田戦まで試合はない。「内容より泥臭くても勝ち点3を取りたい」。仙台戦にすべてをぶつけ、3位を取り戻す。(砂田 秀人)

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