【清水】兵働が引退「人に恵まれ、支えられた最高の現役生活」

スポーツ報知
今季限りでの現役引退を発表した兵働

 J1清水エスパルスは5日、MF兵働昭弘(36)が今季限りで現役引退することを発表した。24日のホーム最終・神戸戦後にアイスタのピッチでセレモニーを行う。

 プロ14年目のベテランがユニホームを脱ぐ決意を固めた。兵働はクラブを通じ「現役をスタートさせ、7年間在籍したエスパルスで引退することができて、本当に幸せです。素敵な仲間と共に過ごした日々は、一生忘れることはありません」とコメントした。

 05年に筑波大から清水入り。精度の左足を武器に定位置をつかみ、09年から2年間は主将も務めた。柏などへの移籍を経て、今季から古巣に復帰。本職のボランチの他、左サイドバックも務め渋い働きを見せてきた。ヤン・ヨンソン監督(58)は「サッカーIQが高く使いやすい選手だった。1年間、一緒に仕事ができて有益でした」とねぎらった。

 今後は未定だが、クラブは真面目な性格を高く評価しており、本人と話し合っていくという。「人に恵まれ、支えられた最高の現役生活でした。全ての時間、経験が特別で、夢のようでした」。残り3試合。最後まで全力で駆け抜ける。

 ◆兵働 昭弘(ひょうどう・あきひろ)1982年5月12日、千葉・白井市生まれ。36歳。八千代高、筑波大を経て05年に清水入団。柏、千葉、大分、水戸、甲府と渡り、今季から清水に復帰。J1通算195試合出場17得点。180センチ、73キロ。

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