【札幌】三好、2戦連発で再び3位導く U21代表選出も「まずはチーム」

スポーツ報知
ドリブルでゴール前に進入するMF三好

 J1北海道コンサドーレ札幌の若き2人が、3位を維持し、世界へと旅立つ。11日からUAE遠征を行うU―21日本代表メンバーが7日に発表され、札幌からはMF三好康児(21)とFW菅大輝(20)が名を連ねた。遠征前の10日にはホーム・浦和戦が控える。1―0で勝った4日の仙台戦で決勝点を挙げた三好は、2戦連続で勝利に貢献し、ACL出場圏内の3位となって海を渡ることを、絶対目標に掲げた。

 代表入りの喜びよりも、目の前の戦いへと気持ちを高ぶらせる。UAEで行われる「ドバイカップU―23」に臨むU―21日本代表に選ばれた三好は「遠征の一つ一つがアピールの場。いいパフォーマンスを出せるようにやってきたい」と頬を緩めながらも、浦和戦の話になると、表情が一変。「鹿島が勝ったので勝ちが必要。勝ち点3を取れるようにしっかり準備したい」。6日に柏を破った鹿島に暫定ながら3位の座を奪われているだけに、3連勝でACL出場権を再び取り戻す決意を明かした。

 4日の仙台戦(1○0)で、試合を決める今季2点目を挙げた。「決勝点になったのは良かった」と勝利には納得するも「まだまだ足りない部分がある」と反省を忘れない。J1川崎でプロデビューした2015年から、2戦連続ゴールの経験はなし。「まずはチームが勝つことが大事。そこに関われるよう、次も得点を取れれば」と自身の“壁”も打ち破る。

 目指す場所は、さらに上にある。この日発表された日本代表に、同年代の堂安律(20)=フローニンゲン=が再び名を連ねた。常に「目標」と公言しているA代表入りは確実に近づいている。その道をたぐり寄せるべく、札幌でそして世界で、三好が存在感を示す。(砂田 秀人)

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