【札幌】ペトロヴィッチ監督、ACL出場圏内へ8年ぶり古巣・浦和倒す

スポーツ報知
練習後、笑顔を見せながら引き揚げるペトロヴィッチ監督

 3位確保へ、J1北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)が8年ぶりに浦和をたたく。昨年7月まで率いた古巣との再戦を翌日に控えた9日、ペトロヴィッチ監督が確たる自信を言葉にした。「チームが始動して10か月、積み重ねて来たものがある。この3試合を2勝1引き分けと、安定した戦いができている。やってきたことが浸透している証拠」。手応え十分に、広島を率いた2010年11月7日以来の浦和撃破を狙う。

 前節の仙台戦は荒野、深井を出場停止で欠きながら1―0で勝った。今日の戦いもジェイと駒井がピッチに立てない。ただ、それをペトロヴィッチ監督は意に介していない。「今は誰が出ても同じように戦える状態になっている」。就任から3か月で迎えた4月のアウェー戦は0―0で引き分けたが、その時とは組織としての成熟度が違う。成長を示して3連勝を手にし、ACL出場圏内に突入する。

 8日の宮の沢での練習後には選手らを集め、教えを説いた指揮官。「走り、戦い、規律を持って戦うこと」と就任時から繰り返してきた鉄則を再度植え付け、皆を鼓舞した。「厳しい戦いになると思うがベストを尽くすだけ」。ぶれることない信念を采配に注ぎ、ミシャ(監督の愛称)が今度こそ、浦和を倒す。(砂田 秀人)

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