【横浜M】11位浮上で残留決定的、長崎は17位以下が確定…

スポーツ報知
横浜M・遠藤

◆明治安田生命J1リーグ第32節 横浜M1―0長崎(10日・トラスタ)

 横浜Mは、敵地で長崎に1―0で完封勝ちした。横浜Mは11位に浮上し、残留が決定的となった。敗れた長崎は自動降格圏内の17位以下が確定したが、J1ライセンスを取得していないJ2の町田が自動昇格圏内(2位)に入った場合、自動入れ替えは1チームのみになるため、残り2試合で17位に浮上すればJ1参入プレーオフに回る。

 残留を争う両チームの負けられない大一番。横浜Mが序盤からペースを握った。前半13分。FW遠藤がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。FW伊藤のPKは相手GKに右手一本で阻まれたが、日本代表のDF山中が立て続けにミドルシュートを放つなど主導権を握り続けた。

 均衡を破ったのは、後半29分。途中出場したMFイッペイシノヅカがクロスを上げ、DFドゥシャンがヒールで落としたボールがFW伊藤に当たり、そのままネットに。ラッキーな形で先制すると、その後は長崎の猛攻に耐え、3試合ぶり勝利をあげた。DF山中は「チャンス自体は多く作れていた。PK失敗の後も下を向く選手はいなかったし、勝ちたい気持ちで上回れた」と振り返った。

 一方、長崎は、現在J2で暫定4位の町田の成績次第で降格が決まるという崖っぷちに立たされた。J2最終節(17日)に町田が3位以下になれば、残り2試合を待たずに1年での降格が決まる。それでも高木琢也監督は「全てが真っ暗になったわけではない。少しでも光が見えていれば、それに向かってプレーする」と前向きな言葉で締めくくった。

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