【G大阪】ツネ様、J史上2度目“奇跡の残留”導いた…残り10試合で15位と勝ち点5差逆転

2018年11月10日20時6分  スポーツ報知
  • 試合開始を待つG大阪・宮本監督(カメラ・谷口 健二)
  • 前半、戦況を見つめる大阪・宮本監督(カメラ・谷口 健二)
  • 後半、上着を着用して戦況を見つめるG大阪・宮本監督。(カメラ・谷口 健二)

 ◆明治安田生命J1リーグ第32節 G大阪1―0湘南(10日・パナスタ)

 G大阪が湘南を1―0で下し、今季のJ1残留を決めた。残り10試合(24節終了)時点では残留ラインの15位と勝ち点差が「5」あったが、怒とうの8連勝で一気に順位を上げた。24節時点で残留ラインから勝ち点差5以上離されながら残留を決めたのは、18チーム制の05年以降では08年の千葉以来、J1史上2度目の“奇跡”だった。

 今季は当初、C大阪元監督のクルピ氏が指揮。しかし開幕3連敗でスタート。7節で磐田戦でようやく初勝利の不振。W杯の中断前までの15試合で4勝しかできなかった。さらに中断明け後は広島に0―4と衝撃的な敗戦。続く清水戦も敗れ、前半の17試合を終えて勝ち点15の16位に沈んでいた。

 クラブは後半戦開始を前にクルピ氏を解任し、G大阪U23を率いていた宮本恒靖氏(41)の監督就任を発表した。クラブのレジェンド就任後は徐々に持ち直し始めたが、24節終了時点でG大阪の勝ち点は21だった。

 残り10試合時点で15位の横浜Mとは勝ち点「5」。05年以降、残り10試合で勝ち点差5を逆転して残留を決めたのは、08年・千葉のたった1例だけ。G大阪はデータ上は非常に苦しい状況に置かれ、2度目のJ2降格がちらついていた。

 しかし、9月1日の25節・川崎戦で2―0で勝利すると、流れが変わり始めた。1点差の試合で終了間際に相手シュートがポスト直撃で失点を免れるなど、運も味方し始めた。元日本代表MF今野の戦列復帰で守備に安定感が出て、アジア大会で活躍した韓国代表FW黄が絶好調を維持と、チームの歯車がかみ合い始め、相手に合わせた宮本監督の柔軟な采配もさえた。

 そして97年以来21年ぶりの8連勝でJ1残留を決めた。この日は前半は湘南のハイプレスに苦しんだが、均衡を破ったのは後半15分。MF今野のスルーパスに抜け出したDF米倉のクロスを、韓国代表FW黄がヘッドで合わせた。黄のクラブ記録に並ぶ出場6試合連続ゴールで先制すると、右膝痛から2試合ぶりの復帰となった日本代表GK東口を中心に守りきって勝利。MF遠藤はこの試合でフィールドプレーヤー初となるJ1リーグ通算600試合出場を果たした。

 なお、05年から昨季までの通算13季で、残り10試合で16位以下から15位以上に浮上したのは、のべ39チーム中6チームだけ。データ上は逆転での残留の難しさがある中での快進撃だった。

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