【八戸】年間通算4位以内確定 最終戦で961人以上動員すればJ3昇格

スポーツ報知

◆JFL第2S第14節 ヴァンラーレ八戸3―1ヴィアティン三重(11日、三重・東員町スポーツ公園陸上競技場)

 ヴァンラーレ八戸がアウェーで三重に3―1で快勝。年間総合勝ち点を53に伸ばし、来季のJ3昇格に必要な年間通算4位以内を確定させた。最終戦のホーム・宮崎戦(18日、ダイスタ)で961人以上の観客が入れば、年間平均観客動員数2000人の条件もクリア。Jリーグ理事会の承認を経て昇格が決まる。

 東日本唯一の“空白域”だった青森に待望のJクラブが誕生する。八戸は前半終了間際にMF新井山祥智(33)が右足で合わせて先制。後半にFW谷尾昂也(26)が頭から2ゴールを奪って突き放した。反撃を1点に抑え、勝利を決めた瞬間、J3昇格がいよいよ現実のものとなってきた。

 2006年に設立。14年のJ3発足時の審査にはスタジアムが条件を満たしておらず参入が見送れた。16年からJ3ライセンスも交付されたが、昨年は4位と勝ち点4差の年間5位で涙をのんだ。今季は、前ラインメール青森の葛野昌宏監督(43)を招へい。指揮官がシーズン中に急性大動脈解離を発症して一時期ベンチを外れるアクシデントも、チーム一丸で乗り越えた。最終戦はチームカラーの緑でスタジアムを埋め、ファンとともに昇格を決める。

サッカー

×