【山形】三鬼、目前胴上げ「絶対阻止」

スポーツ報知
最終節大分戦に向けて、笑顔で調整した三鬼

 目の前での胴上げは阻止する―。J2モンテディオ山形は17日、リーグ戦最終節で大分とホームで対戦する(午後2時)。チームは16日、山形・天童市内で調整。DF三鬼海(25)は「最終戦は勝って終わりたい」と意気込み、この日のミニゲームでは正確なパスワークでチャンスを演出した。

 背番号4には、負けられない理由がある。J2・町田に所属していた2012年、出場した最終節の湘南戦で0―3と完敗。相手のJ1昇格と、チームのJFL降格を同時に味わった。「本当に悔しかった。状況は違うけど、ファンに悲しい思いをさせたくない。(目の前での大分の優勝を)絶対に阻止したい」と三鬼は、言葉に力を込めた。

 現在、J2は勝ち点76の松本が首位で、勝ち点75の2位・大分(得失点差+25)と3位・町田(同+18)、同73の4位・横浜Cと、4チームに優勝のチャンスがある。大分が山形に勝つか引き分けた場合、他の3チームの勝敗次第では、大分の逆転Vは十分にあり得る。

 さらに、三鬼には、ファンの他に勝利を届けたい相手がいる。「(今季で)契約満了する松岡(亮輔)さんのためにも…」。1年間、必死に声援を送ってくれたサポーターと、お世話になった先輩のためにも、負けるわけにはいかない。(海老田 悦秀)

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