【札幌】MF深井一希、3戦ぶり復帰へ

2018年11月21日6時10分  スポーツ報知
  • パスを出すMF深井一希

 J1北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(23)が、自身初の“シーズン完走”に向けた一歩を踏み出した。前節浦和戦前日の9日に左膝痛を訴えて別メニューとなっていたが、20日に宮の沢で行われた全体練習に加わった。6年目の今季はボランチの定位置をつかみ、自己最多の26試合に出場と、4位躍進の原動力となっている。過去5年で両膝を5度手術し、通年でのプレーは出来ていなかったが、今年は初めて長期離脱しなかった。ACL出場という目標達成へ、残り2試合のピッチは譲らない。

 左膝の痛みは消え去ってはいない。再発の不安もある。ただ残り2試合の今季を尻すぼみで終わらせる気など、深井にはなかった。24日のアウェー・磐田戦に向けた20日の練習をフルメニュー消化し「あと2つ勝てばACLのチャンスはある。出られたらチームの勝利に貢献できるようにやるだけ」。逆転での3位突入へ、そう強い決意を示した。

 前節浦和戦前々日の8日、左膝に痛みを感じながら練習した。しかし炎症がひどくなったため、9日はグラウンドにも立てず、欠場を余儀なくされた。1―2での敗戦後も「次いけるか分からない」と漏らしたほど、状態は芳しくなかったが、10日余り休み「前回よりは落ち着いた」。患部にテーピングを巻いているが、3試合ぶり戦線復帰へ歩み出した。

 ここまで32試合が行われた今季は、開幕からボランチを務め自己最多の26試合に出場。欠かせない存在となっている。プロ入り後は両膝を5度手術と、シーズンを毎年全う出来なかったが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)に代わった今季、試合前日でも別メニューとする状態優先の調整が奏功。6年目で初めて長期離脱なしで1年を終えようとしている。「出た人が出ていない人の思いも受けて戦えば、結果はついてくる」。ピッチに立てない者の気持ちは誰より分かっている。強い責任感で勝利だけを追い求める。

 刺激となる存在がいる。11年のU―17W杯をともに戦い、16年からは急性白血病の治療をしていたJ2新潟DF早川史哉(24)だ。12日には選手契約凍結解除が発表された。「人間的に素晴らしい」と称賛する早川とは、リハビリ期間中など、頻繁に励まし合ってきた。「選手としては厳しい戦いが待っているが、頑張って欲しい」。試合復帰を目指す親友に負けじと、深井がラストまで走り続ける。 (砂田 秀人)

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