【札幌】GK具聖潤が残留「どうしても出たい大会」初のACL出場へゴール守り抜く

スポーツ報知
右に跳んでシュートを止めるGK具聖潤

 J1北海道コンサドーレ札幌GK具聖潤(24)の来季残留が21日、決まった。今季で契約が切れる具に対し、クラブは来年の契約オファーを既出していたが、この日、複数のクラブ幹部が「具の契約については問題ないところに来た」と合意に達したことを明かした。具も、周囲に「来年も札幌でプレーする方向」と話しており、シーズン終了後に正式契約を結ぶ運びとなった。

 「札幌愛」が残留への決め手となった。試合出場のなかったC大阪から2015年に加入した具は、同年の開幕から定位置を確保し、4年連続で30試合に出場と、正守護神の座を築いてきた。その間、15年に韓国代表に初選出され、16年にはU―23韓国代表の正守護神としてリオデジャネイロ五輪にも出場。「札幌に来て成長することができた」と、自身を変えてくれたクラブに強い恩義を感じている。17日には「赤黒にしたかった」と髪をチームカラーに染めたほどで、街も気に入っている。相思相愛といえる札幌で、来年も選手としての更なる飛躍を図っていく。

 残り2試合に勝てば、ACL出場圏内の3位内に浮上できる可能性が残る。将来的に海外でのプレーを臨む具は「どうしても出たい大会」と、初のACL出場を絶対目標に掲げている。達成への道をつなげるため、まずは24日アウェー・磐田戦でゴールを守り抜く。

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