【仙台】蜂須賀、中野でサイド制す 渡辺晋監督「攻守において先手を取れるかが重要」

スポーツ報知
ウォーミングアップをする蜂須賀(右)

 J1ベガルタ仙台は23日、非公開練習(報道陣にのみ冒頭15分公開)を行い、ホーム最終戦となる24日の鹿島戦(14時、ユアスタ)に向け、最終調整を行った。渡辺晋監督(45)は「サイドの選手が、攻守において先手を取れるかが重要」とウィングバック(WB)を鹿島戦のキーマンに挙げた。

 右WBは、DF蜂須賀孝治(28)の先発が濃厚。今季4ゴール5アシストを挙げる不動のレギュラーは「4―4―2で来る鹿島に対しては、必然的にサイドにスペースができる。そこで揺さぶれるかが大事になってくる。自分たちのプレーを出し切って、勝つ」と気合を入れた。

 左WBには、2試合連続先発中の好調・MF中野嘉大(25)か、主力組で練習する機会の多かったDF永戸勝也(23)の先発が有力だ。中野は「強い相手に1年の成長を確かめる試合にもしたい」と意気込んだ。

 現在10位の仙台だが、5位・F東京との勝ち点差は5。目標のトップ5入りに向け、残り2戦を必勝の思いで臨む。鹿島は、ACL決勝で負傷したFW鈴木優磨(22)の先発復帰が濃厚。今季11得点9アシストの攻撃の核に要注意だ。渡辺監督は「(鹿島戦へ)シュート練習に力を入れてきた。しっかり足を振ること。勝ち点3を取る」と闘志。両翼から好機をつくり、ホーム最後のゲームを勝利で締める。(小林 泰斗)

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