【仙台】渡辺晋監督、来季も続投

スポーツ報知
仙台・渡辺監督

 J1ベガルタ仙台は25日までに、渡辺晋監督(45)に続投要請を出し、6年目も指揮を執ることが有力となった。今季は9季連続のJ1残留を決め、天皇杯では2009年以来の4強入り。クラブ初の決勝進出とタイトル獲得の可能性を残している(準決勝は12月5日、対モンテディオ山形戦)。

 昨季から採用した3―4―3の布陣の戦術理解も深まり、今季は3―5―2も臨機応変に取り入れた。好調な若手たちには積極的にチャンスを与え、チームの底上げや育成力の高さも示した。J1で11得点を挙げて今夏CSKAモスクワへ移籍したFW西村拓真(22)の存在や、来季に向けてはボランチのレギュラーをつかんだMF椎橋慧也(21)、日本代表戦デビューを果たしたGKシュミット・ダニエル(26)ら生え抜き選手の台頭も明るい話題だ。

 リーグは現在10位、最終戦はアウェーで神戸と対戦。2012年以来のひと桁順位を目指し、全力を尽くす。

 ◆渡辺 晋(わたなべ・すすむ)1973年10月10日、東京・西多摩郡日の出町生まれ。45歳。DFとして桐蔭学園、駒大を経て98年に札幌入り。甲府、仙台とプレーし、2004年に引退。05年に仙台の下部組織のコーチ、08年にトップチームのコーチに就任。14年4月、ヘッドコーチから監督に昇格。J1通算15試合0得点、J2通算111試合8得点。184センチ、71キロ。

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