女子サッカー「FCふじざくら」設立…山梨県初のなでしこ1部目指す
スポーツ報知
山梨県初のなでしこリーグ1部入りを目指す女子サッカーチーム「FCふじざくら」が発足し、27日に設立会見がホームタウンでもある山梨・南都留郡鳴沢村で行われた。
山梨の県花でもある「ふじざくら」。チームの母体となるのは富士桜カントリー倶楽部、ふじてんリゾートなど様々なスポーツレジャー施設を有する富士観光開発で、拠点は同社の「富士緑の休暇村」(南都留郡鳴沢村)。人工芝ピッチ2面や温泉施設もあり、充実した環境となっている。
また、選手は同社並びにグループ企業内で正社員としても契約するため、引退後なども勤務可能。競技者としても社会人としても一流を目指す“プレイングワーカー制度”を採用し、女性アスリートの社会進出を支援する。
チームは来季、“7部”に相当する県リーグ2部から参戦することになり、2025年までのなでしこリーグ1部入りを狙う。さらに、日本代表選手の輩出や下部組織の開校なども目標に掲げており、志村和也代表理事(57)は「これから地域に根ざし、多くの皆様から愛されるチームになるために努力していきたい」と話した。
監督については現在、なでしこリーグでの指揮経験者を中心に交渉中。監督とともにチームを支えていくグローバルディレクターには、INAC神戸や浦和レディースでも指揮を執った石原孝尚氏(41)を招聘(しょうへい)した。
選手はセレクションを実施。27日から12月13日(必着)まで募集し、最終的に約15人でスタートする予定となっている。詳細はクラブHPまで。