【磐田】川又堅碁、最終節で約1か月ぶり復帰へ 残留への“使者”

スポーツ報知
練習に完全合流した川又

 J1ジュビロ磐田FW川又堅碁(29)が、最終節・川崎戦(12・1、等々力)で約1か月ぶりに復帰する可能性が出てきた。28日に行われた磐田市内でのチーム練習で完全合流したもの。11月3日の第31節・広島戦(3〇2)で右太もも裏を痛め、別メニューを続けていた背番号20が、チームのJ1残留の切り札になる。

 大声でイレブンを鼓舞した。11対11の実戦練習では1トップに入った。ときには全力疾走も見せ、ボールを呼び込んだ。「(右足は)問題ない。優勝を決めている川崎に勝ちにいく。早い時間に点を取る」。離脱後、チームは2戦連続無得点。残留争いを最終節までもつれ込ませたと責任を感じる男は意気込んでいる。

 苦しんだ。10月12日のパナマ戦で森保ジャパンデビュー。オウンゴールになったものの、鋭い動き出しでアピールした。だが、ベネズエラ(16日)、キルギス戦(20日)は未招集。名波浩監督(46)は「ケガがなければ選ばれていたはず。持っていないよな」と思いやる。川又は「(来年1月の)アジア杯(UAE)のことは考えてへん」と強調するが、川崎戦に間に合えば、森保一監督(50)へのアピールにもなる。飛躍の19年へ。磐田をJ1に残し、中東へ旅立つ青写真だ。(山田 豊)

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