【浦和】12大会ぶりVへ興梠間に合った「だいぶ良くなっている」…9日天皇杯決勝VS仙台

スポーツ報知
ボール回しをする興梠(左)と宇賀神

 前身の三菱重工時代を含め12大会ぶり7度目の優勝を目指す浦和は8日、5日の準決勝・鹿島戦で負傷した仙台キラーのFW興梠慎三(32)が練習に復帰し、先発にゴーサインが出た。仙台は初タイトルに向け最終調整した。

 浦和サポーターからの大きな拍手を受け、FW興梠がグラウンドに出た。約1時間30分、フルメニューをこなし「だいぶ良くなっているので大丈夫だと思う」と笑顔を見せた。5日の鹿島戦で負傷した左足関節捻挫も万全ではないが、今季最終戦に間に合った。

 仙台戦は鹿島時代を含めて17得点。浦和では12試合14得点と、お得意様にしている。「あまり決めてやろうと思うと空回りするので、チームの勝利のためにハードワークする。そうすることで点も入ると思う。平常心で臨みたい」。得点するコツも知っている。

 オズワルド・オリヴェイラ監督(68)は鹿島戦前日に続き、今回も非公開練習を公開にしてサポーターの来場を求めた。110もの横断幕が掲げられ約800人が集結。「浦和レッズ」コールもこだました。指揮官は「皆で戦おう」と共闘を呼びかけ、興梠は「皆で喜べればいいなと思う」と来季のACL出場権が獲得できる優勝をイメージした。(羽田 智之)

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