【鹿島】安部裕葵の号泣に内田篤人も涙「子供みたいに扱われて…俺も若い時にあった」

スポーツ報知

◆クラブW杯▽準決勝 Rマドリード3―1鹿島(19日・UAE、アブダビ)

 アジア王者の鹿島は欧州王者・Rマドリードに1―3で完敗した。

 後半開始から出場したDF内田篤人は、1―3という結果に「それ以上だったんじゃないかな」と悔しさをにじませた。

 前半終了間際に失点。後半の立ち上がりにミスから追加点を献上し、事実上試合が決した。内田は「裕葵とか最後まで追ってたよ。俺も若い時にああやってたなって思った。マンU戦かな。左サイドまでボールを取りにいったなって思った。マンU、レアル、チェルシー。子どもみたいに扱われて。自分が今までやってきた…」と話したところで目頭を押さえた。

 「分かるんだ、俺は裕葵の気持ちが。サッカーボールを蹴り始めてから自分がやってきたものが…。差を痛感すると、間違っていたのかなって。裕葵の気持ちと同じかわからないけれど、もう追いつけないのかなって…それを、思い出した」とゆっくりと声を絞り出し、「ここからだよ。この経験を無駄にしちゃいけないよ、あいつらは。特に若い選手。子どもみたいだったじゃん、俺ら。寄せたら、ダイレクトではたかれて、寄せなかったらボールを持たれるし。(レアルは)絶対にベストじゃなかった。前半はミスも多かったし。その中で、こういう、ショッキングな感情を持った選手もいると思う」と語った。

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