C大阪堺レディースの竹花友也監督が今季限りで退任

スポーツ報知
退任が決まったC大阪堺レディースの竹花友也監督

 C大阪堺レディースは25日、竹花友也監督(44)が今季限りで退任することを発表した。竹花監督は2013年から指揮を取り、平均年齢18.2歳の若いチームを今季初めてなでしこリーグ1部にチームを昇格させた。しかし昇格1年目は2勝しかできず、順位は最下位の10位。来季の2部降格が決定している。

 竹花監督はクラブを通じて「セレッソ大阪堺レディースの監督として6年間、中学生から見ていた選手が大人の選手になるまで指導できたことはありがたい経験でした。選手たちが成長を続け、今シーズンはなでしこリーグ1部で戦えたことはよかったですが、最後のところで勝たせてあげることができず、降格してしまったことは自分の勉強不足もあったと思います」とあと一歩のところで1部残留を逃した今季を反省し「これから指導者としてさらに勉強し、経験を積んでまた選手たちと一緒にボールを蹴れたらいいなと思います」とパワーアップして再びチームに戻ってくることを目標に掲げた。

 最後に「6年間にはいろいろなことがありましたが、初年度(2013年のチャレンジリーグ)での初勝利(第3節HOYOスカラブFC戦)はすごくうれしかった思い出です。選手たちは、このチームのことを『セレッソファミリー』と言ってくれ、いい雰囲気のなかで戦うことができました。来シーズンからは新しい監督のもとで、また成長していってほしいです。監督が代わると難しいこともあるかもしれませんが、それがサッカーの世界なので、頑張ってもらいたいです。1年で昇格するというのはプレッシャーのかかることだと思います。でも、選手たちの先は長いですし、もしダメでも次があるという前向きな姿勢で戦い続けたら必ずいいことが起こると思うので、しっかりやってほしいです」とともに戦い続けてきた選手に熱いメッセージを送った。

 サポーターに対しても「サポーターの皆さんには、負け続けても毎試合毎試合遠くまで応援に来てもらいました。本当に初めてサポーターの力の大きさを感じることができた6年間でした。どんなときでも温かい声援をしてもらえたことはありがたかったですし、2017年の入替戦でJ―GREEN堺を満員にしていただいたときは感動しました。選手たちも皆さんの声援にしっかり乗って、1部に上がることができました。ぜひこれからも応援してやってください。よろしくお願いします」と今後のさらなる応援を希望した。

 後任の監督は決まり次第、発表される。

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