金沢U15初出場準V!森田がチーム最多4得点…サッカー高円宮杯

スポーツ報知
準優勝となり、日本サッカー協会の田嶋会長(手前左)から表彰された金沢U―15・不野主将(同右)

◆サッカー高円宮杯第30回全日本U―15選手権▽決勝 F東京U―15深川2―0金沢U―15(28日・味の素フィールド西が丘)

 初出場のツエーゲン金沢U―15(北信越第1代表)は、F東京U―15深川(関東第3代表)に0―2で完封負け。初優勝は逃したが、中学生年代NO1を決める大会で堂々の準優勝となった。

 準決勝まで全4試合に途中出場し、チーム最多4得点のFW森田春樹(15)が今大会初先発。前線で積極的にプレーしたが、相手の堅守の前にゴールは奪えず「ボールを収めることができなかった」と悔やんだ。

 それでもスーパーサブとしてチーム得点王になり、準優勝に貢献。背番号14は「自信になりました」と振り返った。

 1回戦から4試合をPK戦で2勝、1点差で2勝と、粘り強さを発揮。8月の日本クラブユース選手権で、C大阪U―15に0―7で大敗したのをきっかけに、一人一人が特に守備の決まり事をしっかり整理して臨むようになった。寺中克典監督(40)も「選手たちがいいポジションを取って、慌てず守れるようになった」と振り返った。

 チーム発足9年目で初出場準優勝。主将のMF不野優聖(15)は「夏にセレッソに負けた悔しさが、今回の準優勝につながった。これを次につなげていってほしい」と、後輩たちに日本一を託した。

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