【札幌】宮沢、4年連続主将確実「3位以内を目指したい」

スポーツ報知
大発会で晴れ着姿の女性と記念撮影する札幌MF宮沢(後列中央左)とDF進藤(同右)

 J1北海道コンサドーレ札幌のMF宮沢裕樹(29)が、今年も札幌の中核を務める。4日、札幌証券取引所の大発会にDF進藤亮佑(22)と出席し、鐘の打ち初めを行った。ベテランの退団者が多く出たため、6月に30歳となる宮沢は6番目の年長者。3年連続務めた主将“続投”が濃厚な、札幌一筋12年目の「コンサの顔」が、昨年の4位を上回るために今年も先頭に立つ。

 30歳となる今季へ、宮沢が強い自覚を言葉にした。「年齢的にも上の方になるので。よりチームを引っ張っていかないといけない」。上から6番目。30代以上が7人抜け昨季より若返った今年、クラブ史上2番目の長さとなる4年連続の主将就任は確実になっている。19年もけん引役をきっちり勤め上げ、最良の結果を残しにいく。

 大役を終え、気持ちが引き締まった。この日初めて、「札証の鐘」の打ち初め役を務めた。「しっかり成績を残せたから巡ってきた機会。より頑張らなきゃという気持ちになった」。昨季はJ1でのクラブ最高となる4位。これまでプロ野球・日本ハムの選手らが務めた役を任されたことを意気に感じた。「昨年あと一歩でACL出場に届かなかった悔しさをぶつけ、3位以内を目指したい」。更なる躍進へ、皆の思いを代弁した。

 チームの顔ぶれは大きく変わるが、不安はない。「これまでもメンバーが代わりながらチームを作って来た。今年も楽しみの方が多い」と宮沢は自信をみせた。08年の加入から、札幌一筋12年目。03~15年途中まで12年半プレーしたMF砂川誠に次ぐ。2度の降格を経験したが、今は手応えある日々を過ごせている。「今年もしっかりと結果を残せるよう、キャンプからやっていきたい」。まずは14日からタイ・チェンマイで、先頭に立って新たな歴史作りへの礎を築いていく。(砂田 秀人)

サッカー

×