【八戸】大石監督、J3参入初年度V「目指す」

スポーツ報知
始動日から熱血指導する大石監督(左)

 今季からJ3に参入するヴァンラーレ八戸は16日、八戸市多賀多目的運動場で始動した。選手25人はランニングやパス回しなどで汗を流した。練習後には監督就任会見が行われ、大石篤人監督(42)は「リーグ優勝を目指す」と力強く宣言した。

 気温マイナス1度、風速11・2メートルの強風が吹く中、八戸イレブンは笑顔でボールを追いかけた。昨季主将を務めたDF須藤貴郁(27)は「今年も始まるんだなと、新鮮な気持ちになれた」と目を輝かせた。3日前に八戸入りした指揮官は、寒さに耐えながら練習に励むイレブンを積極的に鼓舞していた。須藤は「優しくて穏やかな方。楽しみですね」と新監督の印象を語った。

 J3参入初年度でリーグ初制覇を狙う。細越健太郎社長は「(昨季監督の)葛野(昌宏強化部長)のサッカーに、新たな力を付け加えてくれると見据えている」と期待を寄せた。大石監督は2015年にJ3藤枝の監督に就任、17年シーズンは、17チーム中7位に導いた。「長期目標はJ2昇格、短期目標はJ3で優勝したい。ボールを持って、攻めを意識したサッカーをやりたい」と意欲。青森待望の八戸が、J3で旋風を巻き起こす。(海老田 悦秀)

サッカー

×