【仙台】スピードスターMF石原崇が左サイド切り裂く!開幕スタメン狙う

スポーツ報知
左WBの位置で実戦練習に臨む石原崇(左は道渕、カメラ・小林 泰斗)

 J1ベガルタ仙台は沖縄キャンプ5日目の18日、2部練習を実施。午前はランニング中心、午後は実戦形式の練習を行った。J1松本から完全移籍加入したMF石原崇兆(たかよし、26)は左のウィングバック(WB)に入りプレー。昨季J2首位の松本でスピードスターとして活躍した男が、新天地でも左WBのレギュラーを狙う。

 DFの裏への抜けだし、気の利いたポジショニング。こぼれ球に反応し、強烈なシュートも披露するなど石原崇が存在感を発揮した。「自分の特徴は、ドリブル、スピード、運動量にも自信がある。サイドからのアタックを期待されていると思う」。左WBを主戦場に、開幕スタメンを虎視たんたんと狙う。

 昨季は左WBのレギュラーとして、リーグ戦41試合出場2得点5アシストと活躍。チームをJ1昇格に導いたが、「J1に定着しているチームで自分がどれだけできるか試してみたかった。選手としてもっと成長したい」。更なる成長と挑戦を求め、仙台でプレーすることを決断した。

 本来、人見知りな性格。「ガツガツいくタイプではないので、打ち解けられるかどうかが心配でした」と苦笑いした。それでも、2015年、16年と松本で共にプレーしたDF飯尾竜太朗(27)や同じ清水ユース出身のDF平岡康裕(32)、長沢駿(30)ら面識のある仲間の存在が気持ちを和らげた。「非常に心強かったです。仙台の選手たちの雰囲気も話しやすくてよかった」。すぐにチームに打ち解け、悩みも解消された。

 昨季、仙台の左WBは元日本代表のMF関口訓充(33)、DF永戸勝也(24)、現札幌MF中野嘉大(25)が起用され、レギュラーが固定されなかった。「良いクオリティーを見せて、チームの力になりたい」と石原崇。競争を勝ち抜き、仙台でもユアスタのピッチを激走するスピードスターを目指す。(小林 泰斗)

 ◆石原 崇兆(いしはら・たかよし) 1992年11月17日、静岡・富士市出身。26歳。清水ジュニアユース、清水ユースを経て岡山に入団。15年から18年まで松本。ポジションは左WB、シャドー、インサイドハーフ。スピード、ドリブル、運動量が武器。J1通算16試合出場0得点、J2通算243試合出場20得点。172センチ、63キロ。独身。利き足は右。

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