【仙台】照山颯人、マンC移籍・板倉滉が「目標」キャンプ再開

スポーツ報知
パスを出す仙台DF照山

 J1ベガルタ仙台は24日、2日間のオフを挟んで練習を再開した。沖縄キャンプ11日目。成立学園(東京)から加入した高卒新人DF照山颯人(18)は若手の追加メニューを30分こなした後、さらに30分ロングパスの居残り練習を重点的に行った。昨季仙台の主力で、マンチェスターCに完全移籍後、フローニンゲンに期限付き移籍したDF板倉滉(21)を目標に“攻撃的センターバック(CB)”を目指し、ストイックな姿勢で初キャンプに取り組んでいる。

 3バックの左から右サイドへ、照山の右足から力強く正確なロングパスが放たれた。「(板倉は)パスやボールのさばき方、プレーもいつも落ち着いていて目標にしています」。板倉はロングパスを武器に守備面だけでなく攻撃面でも貢献。照山は憧れの存在とは入れ違いとなったが、そのプレーは目に焼き付けている。

 中学時代はボランチを主戦場としており、高校1年からコンバートされたCBでも精度の高いパスが最大の武器だった。「引き続き練習では長所も伸ばして、守りの所は今まで以上に激しく、闘争心を見せていきたい」。海外に羽ばたいた板倉の背中を追いかけるルーキーが、攻めのプレーで、開幕スタメンを狙う。(小林 泰斗)

 ◆照山 颯人(てるやま・はやと)00年8月28日、千葉県生まれ。18歳。小1からサッカーを始め、柏レイソルU―15を経て成立学園高に進学、主将も務めた。182センチ、70キロ。趣味は音楽鑑賞で、好きなバンドはback number。

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