【清水】ユース主将・斉藤聖七、流経大に進学「挑戦だし楽しみ」4年後再入門だ

スポーツ報知
流経大への進学が決まった斉藤(右)

 清水エスパルスユースのFW斉藤聖七(せな)主将(18)が、関東大学1部の流経大に進学することがこのほど、正式に決まった。4年後のプロ入りを目指し名門で腕を磨く構えだ。

 流経大は14年、17年に大学選手権を制し、総理大臣杯も3度の優勝を誇る。「(清水の)トップに昇格できなかったことは悔しいけど、自分はまだまだと見直すことができた。違った環境に行くのは挑戦だし、楽しみ」。ユースの先輩で今季筑波大から清水入りしたMF西沢は憧れの存在で、2年生までは西沢がユース時代に付けた背番号25を自分も選択していたほど。「健太君が(大学経由の)道を作ってくれた。自分も続きたい」と宣言した。

 横浜市出身でユースから清水へ。3年間で6キロの増量に成功し、3年生からは背番号10、主将の重責を担いプレミアリーグでチームトップの6得点。「初めて静岡に来たときは周りの技術に驚いたけど、今はしっかり基礎が身についた」。プレミアでの実績は高く評価され、27日からイングランドに遠征する「NIKE NEXT HEROプロジェクト」のメンバーに選出された。現地ではトットナム下部組織などと対戦予定。「世界レベルを吸収できたら」と自身初の“代表”でも猛アピールする。

 2月上旬に帰国し、大学生活に備える。「いつか日の丸を背負いたい」。4年後、大化けして清水に再入門するイメージはできている。(武藤 瑞基)

 ◆斉藤 聖七(さいとう・せな)2000年11月21日、神奈川・横浜市生まれ。18歳。Bangkok SS、福田FC.Jr、FCパルピターレを経て清水ユース入り。18年8月の日本クラブユース選手権優勝などに貢献した。171センチ、63キロ。

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